人間らしく生きるために 社会と人間の根本を学ぶ

176期「『資本論』入門教室」

『資本論』 読めるかな? 読みたいな!
『資本論』は、いま生きている―その生命力の核心を学ぶ
講師 = 東野宏昭 (関西勤労協講師)

いま日本は、新しい情勢のもとにあります。
参議院選挙の結果、自民・公明が過半数を獲得したからといって、
国民が安倍政権の政策を支持したわけではないことは明らかです。

圧倒的多数の国民は、消費税増税や原発再稼働、憲法改悪を支持していません。
そして、新しい政治をもとめています。
そのことは、民主党が大きく後退し、維新の会が伸び悩んだこと、
そして、安倍政権の暴走に正面から対決し抜本的対案を示した
日本共産党が大きく前進したことにも現れています。

自公両党で衆参両院の過半数を獲得した安倍政権は、
暴走に次ぐ暴走を重ねています。

秘密保護法、雇用破壊などの「規制改革」、
TPP交渉参加、消費税引き上げ、原発再稼働などは、
いずれもアメリカや財界・大企業に奉仕するもので、
日本経済を活性化するうえで不可欠な課題である
働く人びとの所得を増やすものではありません。

安倍首相のねらう「企業が世界一活動しやすい社会」とは、
働く人びとの生きづらい“非人間的な社会”です。

しかし参議院選挙の結果にも示されたように、
日本社会の動きに新しい希望と可能性が生まれています。

戦後長く続いてきた保守政治の混迷、貧困と格差の広がり、
雇用破壊などによる生活困難と社会不安が、
3・11の東日本大震災と福島原発事故を契機にして、
国民一人ひとりに、
真剣に自分の生き方と社会のあり方を見つめ直すことを迫っているのです。

安倍政権の暴走を許さない、
草の根からの私たち労働者・国民のたたかいがこれからいっそう重要になります。

このようなとき、マルクスの『資本論』は、
私たちの進むべき方向を指し示す生きた指針となります。

「高度経済発展」をしてきたはずのこの日本で、
なぜ人間らしい生活と働き方が奪われているか、
なぜ巨万の富をなした財界・大企業の存在のもとで
貧困と生活苦がひろがるのか、
社会のどこを変えたらこんな不合理がなくせるのか。

この大問題に明確な答えを与えているのが『資本論』です。

マルクスは『資本論』第8章で
「“大洪水よ、我が亡きあとに来たれ!”これがすべての資本家のスローガンである。
それゆえ資本は、社会によって強制されるのでなければ、
労働者の健康と寿命に対し、何らの考慮を払わない」と指摘しました。

ただ指摘しただけでなく、
なぜ資本主義は「あとは野となれ山となれ」という体質をもっているのか、
その経済のしくみを徹底的・科学的に解明し、
「資本主義の発展」のなかで未来社会を準備する力が蓄えられるという展望も示したのです。

まさにいま『資本論』が生きて活躍するときがきたのです。

本教室では下記のような順番で、
できる限り原典に当たりながら、
基礎となるところを読み、かつ解説していきます。

しかし、『資本論』はなかなか難しい本です。
一度聞いてそれで分かるというようなものではありません。

これまでの自分の「常識的なものの見方を変革する」という意気込みで『資本論』に取り組む、
これが大事です。

『資本論』が皆さんの一生の「座右の書」として生きるような学習をめざしたいと思っています。

■  講義日程とテーマ(予定)
①  2月 6日(木)   人間らしく生きて活動する―今こそ『資本論』
②  2月13日(木)   商品とは何か―「使用価値と価値」をしっかり理解する
③  2月20日(木)   商品と貨幣―どのようにして商品から貨幣が生まれるか
④  2月27日(木)   商品生産社会―なぜ「物とカネが支配する社会」になるのか
⑤  3月 6日(木)   貨幣と資本―資本は、最初は貨幣として現れる
⑥  3月13日(木)   労働力が商品になる―「人間の労働とは何か」についても考える
⑦  3月20日(木)   資本と剰余価値―資本主義的搾取の仕組みが解明される
⑧  3月27日(木)   労働時間の短縮こそ先決条件―イギリスの労働日短縮闘争の歴史に学ぶ
⑨  4月 3日(木)   労働の生産力の発展と労働者階級―未来社会の担い手の成長・発展
⑩  4月10日(木)   資本主義的蓄積の歴史的傾向―労働者階級の人類史的使命

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