人間らしく生きるために 社会と人間の根本を学ぶ

176期日本近現代史教室

第176期関西労働学校「日本近現代史教室」
平和と民主主義をめぐる対抗
―歴史を前に進める力 vs. 押しとどめようとする力―
講師= 西尾泰広 他(関西勤労協講師)

2013年は、
前年末の総選挙の結果誕生した第二次安倍内閣による
「平和と民主主義」破壊の動きが本格的に開始された1年でした。

7月の参院選の結果、衆参両院で自民・公明の与党が過半数を超え、
さらに「維新」「みんな」などを加えて改憲派が
国会では大多数を占めるにいたりました。

「集団的自衛権」行使を容認して
米国と一緒に海外で戦争が出来るための国家改造への動きが、
異例の内閣法制局長官交代、
国家安全保障会議(日本版NSC)設置、
さらに内外の多くの批判を無視しての
「特定秘密保護法」強行などとして進められました。

2014年には、
集団的自衛権を行使できないとする内閣の従来の見解を変更して
集団的自衛権行使容認へと転換し、
米国とともに戦う国づくりを可能とする
国家安全保障基本法の制定が目論まれています。

憲法の条文を変えなくても(明文改憲しなくても)、
解釈の変更と立法によって実質的に憲法を変質させようとするもので、
憲法破壊=「壊憲」の暴走を加速させようとしています。

麻生副総理のいう
〝人々が知らぬ間に憲法を変えてしまう、ナチスの手口を学んだ手法〟を
実行しようとしています。

しかし、
こうした動きは
日本社会の現実―国民・市民の願いとは大きくかけ離れているものです。

TPP、原発、社会保障などさまざまな分野を通じて
「平和と民主主義」を守り、
憲法を活かそうとする動きも活発に展開されています。

こうした動きを敵視する安倍自民党の姿勢は、
特定秘密保護法案への反対世論の高まりと運動の高揚のなかで、
市民によるデモを「テロ」と同一視する
石破幹事長の暴言というかたちであらわになりました。

まさに「平和と民主主義」
―日本国憲法をめぐる歴史的岐路を迎えているなか、
国民・市民多数の声と、
それを抑圧して暴走しようとする安倍内閣などとの対抗が激しさを増しています。

さらに注目すべきは、
国家改造のためには子どもの教育を変える必要があり、
特に教科書などへの攻撃が強まっていることです。

安倍政権は、検定制度の強化=改悪により、
政府見解を教科書に掲載することを強制し、
歴史と社会の真実を歪曲した〝国定教科書〟へと変質させようとしています。

近現代日本の歴史は、
時代の進展により具体的な現れ方は変容しつつも、
「平和と民主主義をめぐる対抗」として展開してきました。

19世紀後半には
「平和と民主主義」に原理的に反する大日本帝国憲法が制定されましたが、
そのもとでも「平和と民主主義」を求める民衆の動きは絶えませんでした。

しかし「大日本帝国」は、
治安維持法などによってその動きを窒息させて、
中国などアジア太平洋地域への
侵略戦争=十五年戦争を遂行しました
(1931~45年)。

十五年戦争に敗北した戦後日本は、
「平和と民主主義」を基本原理とする日本国憲法へと大転換しました。

しかし、
対米従属と大企業・財界中心の保守政治が
その「平和と民主主義」=日本国憲法の実現を阻んできました。

このせめぎ合いが続き、
さらにその激しさが増して現在に至っています。

歴史の岐路ともいうべきいま、
こうした「平和と民主主義をめぐる対抗」の日本近現代史を
ともに学びませんか

―歴史の傍観者ではなく、
現在と未来を主体的に生きるために。

多くのみなさんの参加をお待ちしています。

■  講義日程とテーマ(予定)
①  2月 5日(水)   はじめに―「平和と民主主義をめぐる対抗」の現在・過去・未来
②  2月12日(水)   近代国家形成をめぐるせめぎ合いと大日本帝国憲法[19世紀]
③  2月19日(水)   帝国主義化をめぐるせめぎ合い[20世紀初頭]
④  2月26日(水)   「大正デモクラシー」と治安維持法[1920年代前後]
⑤  3月 5日(水)   十五年戦争のなかで[1930年代~1945年]
⑥  3月12日(水)   占領・民主化と日本国憲法の制定[1940年代後半]
⑦  3月19日(水)   「逆コース」をめぐるせめぎ合い[1940年代末~50年代]
⑧  3月26日(水)   日米安保と「高度成長」をめぐるせめぎ合い[1960年代~]
⑨  4月 2日(水)   戦後日本の教育と教科書をめぐって
⑩  4月 9日(水)   おわりに―日米安保強化と「構造改革」をめぐるせめぎ合い

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